園の思い

小川幼稚園では、上記の3つの大きな柱の元に子どもの育成をしています。その子どもの育成には、運動能力とコミュニケーション能力の2つが重要であると考えています。

運動能力

幼稚園は、はじめて同年齢の仲間と出会う交流の場です。当園では、広い園庭とホールでの集団遊びや集団活動で体力作りを行っています。戸外では園庭の遊具やドッチボール・サッカー・鬼ごっこ・リレーなどで遊び、そして、入室する前に園独自の発散を行っています。発散の内容は、曲に合わせて、走る・ジャンプ・スキップなどです。終了後は、子どもたちのさわやかな表情と集中力の高まりが感じられます。そして、年間を通し、水泳教室・専門講師を招いての体操教室を行っています。活動中から生まれる競争心・忍耐力・そして、お友だちを気遣う優しさが育まれます。年度末には、家族の応援を受けながらマラソン大会も行われ、最後まで頑張る精神力を高めています。

コミュニケーション能力

コミュニケーション力とは、「人と人が接するために必要な能力」です。どちらか片方だけが一方的に話すのではなく、お互いに言葉を交し合うことが大切です。

あいさつ

幼いころから少しずつ周囲との関係の中で、コミュニケーション力は養われていきます。その基本であるのは、「あいさつ」です。日常の中で「あいさつ」は、いろいろな場面で使用します。「おはよう」・「こんにちは」・「さようなら」・「ありがとう」など、日常の会話で用い、どんな些細な事でも言葉にすることで自然と身についていくと考えます。

聞く力・話す力

話をする時に、会話のキャッチボールを意識してみてください。子どもたちは、話し始めると、ついつい夢中になって話し続けます。そこで、ボールの受け渡しをするように、交互に話すように促してあげてください。園でも、そのようなことを意識しながら、保育を行っています。

相手の立場で考える

相手の話を聞いている時、理解できないことや納得できないことがあっても、そのままにするのではなく、疑問を疑問のままにせず、質問することが大切です。そのことにより、コミュニケーション力はアップします。子どもたちは、与えられた疑問の答えを探そうと考えることで、思考力が高まります。相手の行動や気持ちを推し量ろうと深く考えるようになっていくのです。その中で、自分と相手が違う考えを持っていることに、気付くきっかけともなるのです。


園の特徴

自然に接し - 咲(わら)う -

自然から学ぶ

自然はどんな時も、色々なことを教えてくれています。
雨は止めてくれるものではなく止むもの。
お天気や季節は、移り変わり続けるもの。
そこから、涙は止めるものではなく止むもの。
そして感情(喜怒哀楽など)もまたちゃんと感じて、ちゃんと現わされれば〈咲(わら)う〉、繰り返しながら、移り変わるもの。そのな体験・実感を持てるように、関わりたいと思います。

自発的な遊び・活動

子どもは みんな大発見者

「雲が動いているよ!」「だんご虫見つけたよ!」「ワラジムシの足は白くてだんご虫の足は黒だよー!」「プリンできた!」(砂場や粘土)「ハートの石見つけたよ」などなど、全部実感できたからこその素晴らしい発見です。大きなヤスデの葉っぱを渡せば傘にしたり、洋服にしたり、戦いごっこが始まったり、お布団にしてごっこ遊びが始まったりします。新聞紙や廃材も然り、何かをつくしだし、そこで「ああできた」という何かを成し遂げた感じは大きな喜びとなると思います。そんな中で様々な心情・意欲・態度が生まれていくと考えます。
「だんご虫は、何を食べるの?」「このイモ虫の名前は?ちょうちょになるの?」「なんでこっちの氷は厚いのにこっちは薄いのなか?」など、”?”が出てきたら、みんなで想像したり、みんなで考えを出し合ったり、図鑑で調べたり、試してみたり、また、次のステップへ、広がりながら深まりながら、のびよう のびようとするときです。子どもの発見や理解を十分に認め、誉め、励まし、勇気づけながら、子どもたちと共に教育環境を創造していけるように努めたいと思います。

安心して生活できる毎日

基本的生活習慣を育てる

毎日の活動として基本的生活習慣(着脱・食事・排泄・所持品始末・挨拶など)があります。子どもは「一人で出来るようになりたい。先生、一人で出来るのを手伝ってね」と望んでいると思います。わかる・できる・気持ちいい・充実感がある体験を支持できるように環境を整えたり、励まし、誉め、意欲をより育めるようにしていきたいと思います。そして、様々な活動を通して、だんだん見通しを持って主体的に生活を作り出す力・姿が育めるといいなと思います。
どこに行くか 何をやるか どう生きるかは、将来その子自身が最終的に決めていくことです。幼児期、本来の自分を愛された体験・安心感は、その子の のちの人生を支えていく土台となり、他の生命(いのち)をも愛する子に育つと思います。その体験を守り支えるのは、極めて重要なこの仕事に携わる者の使命と考えます。その使命を少しでも果たせるように、私たち自身が、いきいき・のびのび・わくわく生きていけるように、あせらず、あきらめず、あてにせず、子どもたちに学びながら、一歩一歩成長していきたいと思います。
そして、保護者の方々と情報を交換しながら、ご協力をいただきながら、お子様の成長に助力していきたいと思います。


教育内容について

1教育目標・方針(大切にしたいと思うこと)

心豊かな子ども

素直な子ども

丈夫な子ども

子どもは、一人一人違います。同じ子どもは一人もいません。そして同じなのは、子どもたち一人一人に、それぞれいきいきとした生命(いのち)が働いていることです。そしてのびようのびようとしています。
感じる・気づく・わかる・できる・表現する・考える・選択する・試行錯誤する・創りだす。など心身ともに、子ども達は、実感を求めています。そして、それらは、【自然に接し】【自発的な遊び・活動】【安心して生活できる毎日】環境を通じて、いきいき・のびのび・わくわく、心身ともに育まれるものであると考えます。それらが育まれるために、私たちは、何を足して何を除けばいいのか、幼稚園教育要領に記されている、、下記の「5領域」(幼児期に経験してほしい事柄・内容)、「幼児期終わりまでに育んでほしい姿」(指導の方向)に基づき、一人一人の発達段階や特性を踏まえながら、子どもたちとともにより良い教育環境を創造できるように努めていきたいと思います。